rakuenoh2021









楽園王は2021年、劇団創立30周年を迎えます。
新型コロナ禍の難しい時代ですが、
30年目の舞台演劇のカンパニーとして、
意欲を持って幾つかの公演を行います。必要な工夫も欠かさず。
ぜひ、お時間を作って劇場へお越しください。



お手紙


生き残っただけでも目っけ物、ふぅ、一先ず腰を下ろす。景色。耳を澄まし、風も感じる。休息も大事。でも余裕ぶっこういてる訳にもいかない、生き残っただけじゃ本当に生きてるって言えないから、って誰か言ってたな、さあ次へ進むよ、機会を見つけて、いいタイミングで腰を上げる。まだ先へ。生きるとは?

お久しぶりです。楽園王が30年目になります。劇団を30年間やっていると、30年前から「発信」ということをしていたんだと改めて思う。今のTwitterなどで自分の意見(その多くが他人の意見の受け売りだが、失礼)を手軽に「発信」出来る時代とは価値観がまったく違うと思うのだけど、30年前、何かを「発信」することには覚悟が必要だったと思う。自分の言葉に自分の意見(思い)が乗る(宿る)ことの責任は大きく、僕のように公演のチラシの裏面に長い長い文章を掲載するタイプの人間には、執筆とは身の引き締まる行為だった。もちろん、それは、自分で自分の公演のチラシに書くのだから、雑誌に選ばれてとかの凄さなんてないのだけど、やっぱり何かを社会に発表するということには高揚感もあったし。今は、TwitterなどのSNSのお陰で、それらの感覚は薄まったかも知れない。簡単だもんね。もしくは、敵はSNSなどではなく、悪いことをしても軽い言葉で謝れば済んでしまう、あるいは謝りもしなければ罪も償わない政権が長い間この社会を牽引していることで、「発信」の意味も責任感も高揚感も、なんだか空しくなってしまったのかも知れない。でも、それでも、たまたま劇団を30年間やってきてしまったことで、独学ではあるが言葉の専門家としての立場にもなってしまったのだから、「発信」の意味について意図的に意識的に考えて行きたい、などとずっと思っている。ま、軽さも失わずにね。そこにセンスが出るからさ。さて、ここまで書いたことを読めば、僕が世の中の「発信」された言葉がかなりヒドイな、と思っていることがバレるだろうか。そして、これは勘だが、その認識はあなたと同じだろうと思っている。もうほとんどの言葉が読む気が失せるほど、耳にしたくないと思わせるほど、ヒドイと思っているんじゃなかろうか。特に人を傷つける目的のヤツがヤバいね。それで、だから、昔はあれだけSNSの世界にも顔を覗かせていたあなたが、今はあの世界からは消えた。こんな言葉達の海で何を言えばいいのか、と沈んだ心を勝手に想像して、そしてちょっと心配までしてしまう。もう心配なんかしていい間柄じゃないよ、と言われそうだが、まあそこは許してくれたらと勝手に。もう埋められない距離感はちゃんと掴めているつもりだから。えっと、何の話題だっけ。ああ、言葉、言葉、言葉。僕は自分で戯曲も書くけど、今では古典戯曲を演出して発表する機会も多い。古典戯曲を目に前にすると、長く残った言葉に触れることになる。長く残るのにはもちろん理由があって、なんか凄いのだ。優れている、って言えばいいんだけど、まあ凄いって言葉の方がしっくりくるのはこれが、演劇の話だからだろう。誰かが舞台上で具体的に声に出す時に力を発揮するから、パッと面白い、とか、楽しい、とか、効いたって感覚を味わうことが出来るって寸法だ。ズバーン! 効いたー!ってなる。古典戯曲なんて言うと、多くの人がもう知ってるって錯覚をするけど、触れてみて思うのは、こりゃ多くの人が知らないってことだ。少なくとも僕は知らなかった。不勉強。そこに、そんなことが書かれていたなんて。あと、そんな書かれ方、表現方法で書かれていたなんてって。きっとそっちの方が僕には大事かな、演出家としては。そして、もう一回最初の方の話に戻そう。今の時代に「発信」されている言葉のヒドさ、辛さ、気を削ぐ感じとは、今書いた表現方法、書かれ方、言い方ってことに集約されていると思っているのです。言葉の意味は変わらない。意味を伝える、という面では、言葉はずっと同じ言葉のままだ。でも、何かが違ってしまったとすれば、劣化してしまったとすれば、意味を伝える以外の言葉の側面だろう。演出家として、言葉の表現の勉強をしてきた者として、改めて思っている。それを何とかする仕事なのね、自分の仕事はって。そういうわけで、話が飛躍しますが、どうか劇場に僕の芝居を観に来て欲しい。あらためて、あらためて、お願いいたします。僕があなたの顔を見たら喜ぶことを、本当は知っているはずだよ。もう諦めて、それを誤魔化さずに時間作ってもらえたら嬉しいんだけど。
昔のお誘いでは「もし時間あったら」って言ってたのが、今では「時間作って」って言い方になってるの気づいていいますか? 積極的に、ぜひ。
劇場で。
待ってますので。
距離感、距離感、大丈夫、距離感の時代ですもんね。コロナだっけ、コルネ? コラネ? 兎に角、今のヤバいウィルスの対策と一緒に、あなたへの心の対策も練って劇場で待っている。じゃ、実現しましたら、その時に。ぜひ。(今年の最初は古典戯曲ではなく、文学作品ですが) 架空のあたなへ。

楽園王 長堀博士



感染対策の前に考えておきたい話として


*出演者、公演関係者に向けての文章ですが、具体的な工夫とは別に、それを行う心構えとしての話です。




夏目漱石「夢十夜」

板橋ビューネ2020-2021 参加公演


2月○○日―○○日 @サブテレニアン(大山/板橋区役所前)

楽園王30周年第1弾は、毎年欠かさず参加している「板橋ビューネ」参加による、新演出作の公演。「1920年代」をキーワードに100年前の戯曲や文学をテーマにした今回のビューネでの公演では、楽園王初の試みとして夏目漱石に挑戦いたします。上演は、原作小説の一夜一夜をそれぞれ一人芝居で上演するスタイルにて、今の時代にも相応しい形の稽古方法にて創作、公演の前半後半でラインナップを変えて「夢十夜」の世界を表現いたします。ぜひご期待ください。



出演者◎

日時◎

料金◎

ご予約◎

劇場◎



アルベールカミュ「ペスト」

現代劇作家シリーズ 11・アルベール・カミュ『ペスト』フェスティバル 参加公演


5月○○日―○○日 @日暮里d-倉庫

参加予定だった前回の「現代劇作家シリーズ10」は中止になりましたが、2021年には復活して装いも新たに新テーマにて劇作家シリーズが開催されます。楽園王はこのフェスには3年ぶり、通算8回目の参加になります。時代にリンクしたかのような今年のテーマ作品、カミュの「ペスト」は、誤解しがちですが、実際のペスト流行を描いた小説ではなく、ある時代のある町の架空の出来事として描き、カフカの「変身」などと並ぶ不条理文学の一つとして数えられています。不条理と言えば楽園王、ですので、水を得た魚のように喜々と泳ぎます。ぜひご期待ください。



出演者◎

日時◎

料金◎

ご予約◎

劇場◎



タイトル

サブテレニアン


 月○○日―○○日 @サブテレニアン(大山/板橋区役所前)

紹介文 

ぜひご期待ください。



出演者◎

日時◎

料金◎

ご予約◎

劇場◎




タイトル

楽園王30周公演「祝祭」①


 月○○日―○○日 @

紹介文 

ぜひご期待ください。



出演者◎

日時◎

料金◎

ご予約◎

劇場◎




タイトル

楽園王30周公演「祝祭」②


 月○○日―○○日 @

紹介文 

ぜひご期待ください。



出演者◎

日時◎

料金◎

ご予約◎

劇場◎